« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »
今年も行く事が出来ないけれど、このsymposium blogでオンタイムでその様子をかいま見る事が出来ます。今年で3度目になる夏のスケッチイベント。第1回目のポートランドで開催された時に行った人の中にはそれ以降毎度参加してる人もいます。
http://sdq2012.urbansketchers.org/
Urban Sketches Japanに載せた記事ですが、こちらにも転載します。
2010年より左目に異常がおこり、(ずっと診てもらっていた)動物病院で免疫介在性ぶどう膜炎と診断され、症状を抑えるためにステロイドを飲み続けて来たごるびー。体には飲み続けると良くないながら、度々目の炎症を起こしステロイド剤の投与量を減らす事が出来ずに2年半も飲んでいた。そんな中、今年の3月から、もしや、点眼のステロイドを使う事で経口量を減らせないかと、点眼薬を使ってみた所、目に炎症が起きた。その後、点眼を止め、また経口のステロイドのみを使ってみたが、それ以降炎症が一向に治まらなかった。それからもずっと(その)獣医での検診、他飲み薬等処方もされたが、炎症が引かず、5月の末には眼球から膿が出、膿の検査ではサルモネラ菌に感染していたと報告された。(3度という強い感染だった)この時点で、左目は失明しており、早急に摘出手術を受けた方が良いと言われた。視力がなくなるのも非常にかわいそうなのに、目玉を摘出すると言う事には抵抗があったが、そのまま放置しても、細菌が血管を通じ体に広がってしまう恐れや、もしや腫瘍など目の奥にあった場合、それも取ってしまった方が安全だとのアドバイスを受け、6月の8日に動物病院で眼科の診れる鎌倉山の動物病院で手術を受ける事にした。
この時から手術に向けて、ステロイドの投与量を徐々に減らしていった。
大事なごるびーの目を守ってあげられない事はとてもつらいし申し訳なかったけれど、片目でも元気に生きていられるならその方が良いと判断した。手術の前夜の6月7日に彼が両目のある最後の機会なので数枚のスケッチをした。
Gorby had been suffering with uveitis on his left eye and had kept taking steroid for two years and a half to control the symptom. Then since March his condition had aggravated.... I consulted with the vet many times. The vet couldn't cure it.
In May, pus came out from Gorby's eye. The vet said his eye will not regain eyesight and his eye is actually rotten due to infection because he has been taking steroid so that he has weak immune. He also says it is better to have enucleation of the eyeball.
There was no choice for us but to have the surgery. I was introduced a ophthalmologist vet ( by the old vet) and I asked this new ophthalmologist to conduct the surgery.
Since then I gradually reduced the dosage of steroid to prepare the surgery.
The result of an analysis on pus shows that his eye was deeply infected by salmonella!!!(????)I have no idea how can an eye be infected such a bacteria without having food poisoning at all and while he stayed at home or had occasional visit to the vet.
The night before he had the surgery I made several sketches of him, the last time I was able to draw him with his both eyes.
手術を受け、2日後の10日に家に戻って来たごるびーだったが、日に日に食欲、元気が失われていった。手術をしてもらった病院に問い合わせてみて、抗生剤は継続して飲ませ、痛み止めが胃を荒らす可能性があるので止めてみてはとアドバイスされたが、そうしたところで一週間後には全く食べなくなったために、以前に診てもらっていた獣医にまた連れてゆき、血液検査をしてもらったところ、腎臓機能がひどく落ちていて、急性腎不全ではないかと診断され、早急な入院での24時間静脈への点滴と抗生剤注射等で、腎臓機能を回復させる必要があると言われた。そうしない訳にはいかず、そのまま入院させ、5泊6日に及ぶ点滴と注射の日々を送り、(数値の上で)腎臓機能が回復したので一旦家にお帰しすると言われ、ごるびーを連れてかえった。入院中の度重なる注射のせいで腕に痛々しい針の傷ができ、手術の後の入院に次ぐ入院(のせいだとその時は思った)ですっかり後ろ足の力が力を無くしていた。
それでも、これで元気になるのかと思っていたが、その日のうちに元気も食欲も無くなって行った。
After the surgery, he came back home and suture seemed fine. But gradually his appetite decreased. The pain killer may causes gastritis and I was told if he continues to vomit , I should refrain giving it and I stopped the dosage. But in one week he completely lost his appetite. I took him to the old vet and had his blood test. The test told that his kidney has worsened. He needed to be hospitalized to have intravenous for 24 hours in 5 days....
He had been in a small cage with Elizabethan collar while he was hospitalized so that when he came back home, he had difficulty in walking, seems his muscle was weakened. Moreover due to having long term intravenous, his arms were terribly swelling.
The result of the blood test shows improvement of the BUN and creatine level but from my observation, he didn't seem to regain his vitality... He drinked water but doesn't eat. No appetite. He vomited several hours after forced feeding.
血液検査の結果で、確かに腎臓の数値は当初の140から24.2まで下がり、クレアチニンのレベルも10.6から2.3になったけれど、白血球が10440から1500に極端におちていて、血小板の数値も47.1から26.1へ下がっていたのに、その原因は解らないと言われた。どう見ても具合が悪そう。次の日に、以前お世話になった事があった別の動物病院に電話し、これまでの経緯を話すと、納得のいく説明をしてもらえた。それは敗血症がおきている可能性があり、それによりDIC(播種性血管内凝固症候群)が起きているかもしれないとのことだった。合点がいくのでごるびーを連れて行った。血液検査はさらに悪化していた。その日にまた即入院し、点滴と抗生剤で敗血症の症状を抑え、DICの血液凝固の反応を防ぐヘパリンの注射で対処してもらった。
Anyway, the fact is that while the vet(old) just payed attention on the level of BUN and creatinine ( and he/they let Gorby home), the level of WBC (white blood cell) has dropped drastically during his stay in the vet (from 10440 to 1500). I asked him why but he couldn't answer. So next day, I called different vet and told what had happened then he told me very reasonable answer. So I took him to the new vet. He did blood exam, and he concluded that Gorby got sepsis related DIC ( disseminated intravascular coagulation). If I didn't let him hospitalized again ( in the new veterinary hospital) that day, he wouldn't have survived that night.
This was terrible, Suffer and suffer over suffer.... But as long as his condition got better, I thought there would be hope. And I wanted to give him a chance of recovery.
手術のための入院の後の、入院のそのまた次の日からの入院の日々が始まった。ヘパリンの早期注射と点滴、抗生剤の注射でDICは制圧出来たが、なぜ腎臓機能低下、貧血、低血糖になるのか、原因が解らなかった。検査をしたくてもごるびーの容態があまりに悪かったため、できなかった。
The quick treatment put the DIC under control. Glad that I took him that day... Then we were concentrating on containing blood septic poisoning with further antibiotic and intravenous. Still it was unknown about the cause of his kidney failure and anemia...
そこの病院ではお見舞いに行く度、しばらくごるびーと過ごさせてもらえた。その度にスケッチをした。
The vet let me stay with Gorby quite a long hour and I was able to draw him in the veterinary hospital.
レントゲン検査の結果、小心症の症状が現れた事が解った。目の手術をするためにステロイド剤の投与量をかなり急なスピードでさげてゼロにしたのが原因かもしれないとの事。小心症をおこすのは副腎皮質機能低下症のためで治療にはステロイドの投与が大事になるが、敗血症の治療を優先させ、そちらが良くなった時点でステロイドの投与をしようとのプランがたてられた。
Later we discovered that Gorby developed microcardia ( probably the speed of decreasing the amount of steroid dosage was too rapid and that triggered this symptom) to cure microcardia is to give steroid but at that time his blood was not cured fully so we had to wait until that time. A few days later when steroid was given, his hart returned to normal size.
火曜日にはそこは休診日だったけれど、強制給餌をしていた時にごるびーがてんかん発作をおこしたため、スタッフが夜中に駆けつけてくれ、血液検査と応急処置をしてくれた。
On Tuesday he had an epileptic while he had forced feeding by a staff who was in charge of that time. This hospital was closed that day but this fact was told the director of the veterinary hospital and he then came to the hospital to check up his condition otherwise Gorby was supposed to be left there alone in a cage until next morning. The blood test done that midnight showed aggravation. So he ( and other staff members) took prompt measure. Thank that he survived that night for this irregular and crucial care.
翌日、ごるびーの血液の濃さがあまりに低くなったため、スタッフの方のにゃんこにドナーになってもらい、輸血してもらった。
His kidney level became worse, the white blood cell has declined so he had blood transfusion to improve his blood level and to get a little bit more time to check up and to find the real cause of the disease.
ごるびーが強制給餌の時や注射の処置をしようとする時にてんかん発作をおこすようになり、危険なため、餌やりと点滴ができなくなってしまった。
そして、その日ごるびーはもしや貧血や腎臓機能障害は全身性エリトマトーデスSLEなのではないかとの診断をされた。
He started to have an epileptic fit while he had forced feeding, so the staff members were anxious... They couldn't feed him as much as he was supposed to.
Later he was diagnosed with systemic lupus erythematosus.
この日、このままだと餌やりが出来ないので、食道チューブを取り付け、外から安心して胃袋に餌やりできる手術をし、また静脈への点滴処置も麻酔の効いている間にできるのではとの提案をされたが、弱った体への麻酔のリスクはかなり高く、麻酔の最中に亡くなる可能性もあるとのことから、それはやめ、むしろ自宅へひきとり、静脈への24時間点滴ではないが、皮下点滴と注射を往診でしてもらう事にした。餌はなんとか時間をかけながら自宅でリラックスしてもらい、食べさせる事になった。
そして、もしや、貧血や腎臓機能障害は全身性エリトマトーデスSLEなのではないかとの診断をされた。
そのため自宅に戻ってからは免疫抑制治療として経口の薬を投与することになった。
Since he started to have epileptic fit, I decided to take Gorby home and I fed him gradually in a relaxed environment. And have house calls for injections and subcutaneous fluids.
As he was diagnosed with systemic lupus erythematosus, I gave him a Immunosuppressive drug since then.
29日に退院して、自宅で強制給餌を続けながら、毎日往診にて治療をうけていたごるびー。
4日に血液検査してもらったところずっと数値が悪化していた。さらなるステロイド(プレドニン)の経口投でなんとかくい止めたかったのだが、日付が変わってすぐの夜中に旅立ってしまった。
Unfortunately his blood and kidney level didn't improved. He departed on the 5th of July.
最後までちゃんと強制給餌のご飯を飲み込んでくれたかわいいごるびー。もう会えないのは本当に寂しいが、本当にいい子だった。片目になっても元気で一緒に過ごすつもりでいたのに、手術後の入院に次ぐ入院の日々。生まれてから今まで味わった事のない体験(怖かったり、痛かったり)してきて、それでも自宅で過ごす時間が少しでも作れたのはちょっとは報われると思いたい。
I really feel sorry that he couldn't survive. I wanted him to live much longer and happier life together. After having such horrifying and painful experiences that he had never had before, I just hope the days at home eased his stress and pain even though they were so short...
29日に退院して、自宅で強制給餌を続けながら、毎日往診にて治療をうけていたごるびー。
4日に血液検査してもらったところずっと数値が悪化していた。さらなるステロイド(プレドニン)の経口投与
でなんとかくい止めたかったのだが、日付が変わってすぐの夜中に旅立ってしまった。
最後までちゃんと強制給餌のご飯を飲み込んでくれたかわいいごるびー。もう会えないのは本当に寂しいが、本当にいい子だった。片目になっても元気で一緒に過ごすつもりでいたのに、手術後の入院に次ぐ入院の日々。生まれてから今まで味わった事のない体験(怖かったり、痛かったり)してきて、それでも自宅で過ごす時間が少しでも作れたのはちょっとは報われると思いたい。
22日の退院のあと、家に戻ったごるびーがあまりに具合悪そうだったので、翌日別の動物病院に電話して、それまでのこと、再入院で急性腎不全(らしき症状)が数値の上では良くなっているが白血球が極端に下がっている事等を話してみると、それは敗血症がおきている可能性があり、それによりDIC(播種性血管内凝固症候群)が起きているかもしれないと説明を受け、合点がいくのでごるびーを連れて行った。血液検査はさらに悪化していた。その日にまた即入院し、点滴と抗生剤で敗血症の症状を抑え、DICの血液凝固の反応を防ぐヘパリンの注射で対処してもらった。その日から6日間の更なる入院生活が待っていた。
翌日DICの症状はおさまったものの、なぜ腎不全や貧血、低血糖、敗血症(らしき症状)などがおきたのか、原因が解らない。調べたくてもごるびーの調子があまりにひどいものだったので検査が出来ない。
毎日見舞いに行き、そこではごるびーとしばらく過ごさせてもらえ、その度にスケッチをした。
25日にレントゲンでの検査では小心症になっているとの診断が出た。目の手術をするためにステロイド剤の投与量をかなり急なスピードでさげてゼロにしたのが原因かもしれないとの事。小心症をおこすのは副腎皮質機能低下症のためで治療にはステロイドの投与が大事になるが、敗血症の治療を優先させ、そちらが良くなった時点でステロイドの投与をしようとのプランがたてられた。
26日のこの日はこちらの病院は休診日だったが、お見舞いをさせてもらいまたスケッチをした。
(6月26日)
その日の夜、病院から電話があり、強制給餌中にごるびーが癲癇発作をおこしたため、(休診日だったが)スタッフが駆けつけ、念のため血液検査もしたところ一時持ちかえしたかに見えた腎臓、血液(貧血)、血糖の数値がどれも悪化しているのでその夜は応急対処し、翌日に輸血をしようという説明を受けた。
スタッフの方のお宅のにゃんこさんから血をいただきごるびーに輸血してもらった。血液の濃さが上がり、後日いくつかの検査がされた。
この日は血液の濃さ的にはクリアだが、腎臓機障害がまた進行しているとの事。また新たに、処置や強制給餌中に癲癇症状が現れ、どうやら脳のトラブルが起きているとの説明を受けた。発作が起きるのが危険なため、うかつに餌やりが出来ず、また静脈注射のための処置もできなくなり、次の日まで点滴がなされずにいた。
(6月29日)
この日、このままだと餌やりが出来ないので、食道チューブを取り付け、外から安心して胃袋に餌やりできる手術をし、また静脈への点滴処置も麻酔の効いている間にできるのではとの提案をされたが、弱った体への麻酔のリスクはかなり高く、麻酔の最中に亡くなる可能性もあるとのことから、それはやめ、むしろ自宅へひきとり、静脈への24時間点滴ではないが、皮下点滴と注射を往診でしてもらう事にした。餌はなんとか時間をかけながら自宅でリラックスしてもらい、食べさせる事になった。
そして、もしや、貧血や腎臓機能障害は全身性エリトマトーデスSLEなのではないかとの診断をされた。
そのため自宅に戻ってからは免疫抑制治療として経口の薬を投与することになった。
最近のコメント