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7〜8年前に描いた絵本のアイデアイラスト。こんなお話を思いついたのは愛犬ロンがリンパ腫で亡くなった後。ブラックな内容なので、シェアせずにいましたが、ここにきてシェアしたくなりました。もちろんフィクションです。
どくたーどっぐ
Picture Book “ Dr. Dog” cover ( idea illustration)
This is a story that I drew and I came up with about 7〜8 years ago when my beloved dog Ron died of cancer ( lymphoma). It's so black story that I haven't shared until today. But since then I kept losing pets by serious disease, I want to take out my anger by sharing this story which is totally fiction and I knew life isn't this simple but just want to share.
きょうも おおぜいのひとが 愛犬をつれて
どくたーどっぐのところに やってきた。
どくたーどっぐは このまちで だいひょうばん。
いつでも びょういんの前には ぎょうれつができていた。
scene 1: Many pet owners visit Dr. Dog's clinic with their beloved animals. This is the most popular animal hospital in this town.
きれいな おんなのひとが いちばんのりで しんさつしつに やってきた。
うちの リリーちゃんの おなかのちょうしが
へんなんです。
だいじょうぶ、とびきりよくきくおくすりで
なおしてあげますよ。
どくたーどっぐは いっしゅうかんぶんの おくすりを てわたした。
scene 2: “Look Dr. Dog, my sweet Lily has problem in her stomach” a young woman said.
“Don't worry, I'll cure her with this special medicine ” Dr. Dog said.
さあ、これで よくなるといいね。 またどこか ぐあいが わるくなったら つれてきてくださいね。
そいうって、どくたーどっぐが かおをちかづけると リリーちゃんは はなのあたまを ペロペロとなめた。 ありがとう、どくたーどっぐ。リリーちゃんったら すっかりなついて。
scene 3: Dr. Dog gave the medicine to the woman and said “She'll get well soon. When she get any problem, please come again.” And the woman's dog Lily licked Dr. Dog's nose.
“Thank you, Dr. Dog. My Lily likes you so much” said the woman.
つぎに りっぱなしんしが しんさつしつに あらわれた。
どうしましたか?
やあ、どくたーどっぐ、このあいだはニッキーちゃんの、お耳をなおしてくれて ありがとう。
ところで、きょうは おめめのようすが おかしいんだけど。
だいじょうぶ、とびきり よくきく目ぐすりで なおしてあげますよ。
ねだんは ちょっぴり 高いけど、はやくなおるほうが いいでしょう?
そういって、目ぐすりを てわたした。
scene 4: Then a gentleman came with his beloved dog and said that he is suffering eye trouble.
“ Don't worry, I'll cure his eye with this special eye lotion. It is a bit expensive but you want to cure him quickly don't you?”
Dr. Dog said.
またどこか ぐあいがわるくなったら つれてきてくださいね。
そういって、かおをちかづけると ニッキーちゃんは どくたーどっぐの はなのあたまを ペロン、ペロンとなめた。
scene 5: “ Please come again when he get any problem” he said and the dog licked his nose.
“ Seems my dog loves you, Dr. Dog” said the gentleman.
そうして すべての かんじゃさんを しんさつしおえて すっかり よるになっても、どくたーどっぐは ねっしんに びょうきや けがのけんきゅうをした。
だから どうやったら びょうきが なおるか よくしっていた。
だけど、どうやったら びょうきに できるのかも
よくしっていた。
scene 7: In the night after closing the clinic, Dr. Dog kept studying about medicine enthusiastically. So he know well about how to cure animals. And he also knew how to make them sick.
どくたーどっぐは いつも いぬのかめんを かぶっていた。かめんの したには みんなのしらない もうひとつのかおが あった。
かんじゃの いぬたちが はなのあたまを なめたのも、じつは
そこに おいしそうなにおいのする おくすりを ぬっていたからだ。しかも、それをなめると いぬたちは かならず どこかしら ぐあいがわるくなったので、また、どくたーどっぐの ところに つれていかれることになった。
そんなわけで、びょういんは いつも はんじょうしていた。
scene 6: He had another face beneath his doggy face. He always put delicious smelling medicine on his nose and those animals lick his nose often would get sick.
So the owners bring them to the clinic again and again, and the clinic always gets crowded and looks popular.
つぎの日、またべつの かいぬしがやってきて、いった。うちのジョンの ぐあいが わるいんですよ。
どれどれ。
その日 どくたーどっぐは はなのあたまに
おいしそうなにおいがするおくすりを ぬりわすれていた。
scene 8: One day a woman came with her dog. “ my dog John has a problem” said the woman.
“Let me see...”
This day Dr. Dog forgot to put the delicious smelling medicine on his nose.
すぐかむんです。
かいぬしが そう いいおわらぬうちに ジョンは
どくたーどっぐの はなに かみついた。
うわあああ。
scene 9: “ He Bites” Before the woman warns him, the dog bit his nose.
“Ouch!”
どくたーどっぐは すぐさまびょういんをぬけだすと かんじゃをまたせたまま にんげんのおいしゃさんのところへ むかった。
scene 10 : Immediately Dr. Dog got out of his clinic and headed for a hospital.
だいじょうぶ、すぐによくなりますよ。
そういって、おいしゃさんは どくたーどっぐの はなのきずを あっというまに なおしてくてた。
こんなにはやく なおしてくれて ありがとう。
どくたーどっぐが おれいを いった。
どういたしまして、ねだんは 高いけど はやく なおったほうが いいでしょう? そうそう、また どこかぐあいがわるくなったら すぐきてくださいね。 そうだな、2、3しゅうかんご あたりかな。にんげんのおいしゃさんが にっこりとこたえた。
scene 11 : “ Don't worry, you'll get well very soon” said the doctor . “ Thank you so much for curing my nose so quickly” Dr. Dog said. “ You are welcome, it costed you a lot but you wanted to be cured quickly, right? By the way, when you get any problem please come again. Maybe in a few weeks or so ?” grinned the doctor.
戦時中福島の飛行場に配属されていた少年飛行兵たちが、その側にあった母の実家によく遊びに来ていたという話は聞かされていた。祖父母が自分の子供たちと同じくらいの年頃の少年兵たちに、出撃の前など、家に招き、ご飯を食べさせてあげたりしていたのだとか。その中の何人かは戦死し、生き残った人もその後亡くなられた中、熊本に住んでいる本田さんと言う方がいて、今日まで手紙や電話で交流が続いていたけれど、以前から生きているうちに遊びにこないかと誘われていた。そしてとうとう先日母と本田さんの家まで行き、3日間お邪魔させてもらった。その間に出来るだけスケッチしました。
1日目:飛行機で熊本へ。
本田さんの息子さん夫婦(お宅でごちそうになった後、皆さんの似顔絵を描きました)
2日目:まず熊本城に連れて行ってもらいました。
昼に食べたぜんざい。敷地内の土産物店などぶらぶらと回り、買い歩きました。
3日目:阿蘇山に連れて行っていただいたのですが、あいにく台風が近づいてきてた影響らしく、山頂は雨と風がひどく、よく見れませんでしたが、ドライブを楽しみました。道中、また土産物店をはしごしながら味見三昧したのでした。
最終日:熊本から羽田に戻る間のスケッチ。
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