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Cycle First, Sketch Laterと銘打って、自転車漕いで知らない道をどこまでも気の済むまで行ってみて、どこら辺まできたのか気になった時点でスマホでmapを開いて確認。ああ、こっちまで来たならあの辺まで行ってみるかと向かってみるものの、実は思っていたのとは逆方向で、そこでまた別方向に舵を切り、一人アリス イン ワンダーランド気分で知らない土地にプチ旅行してるつもりになりながら、スケッチできそうな場所を探したのでした。が、しかし立ち止まって描くにしては日陰がなくて、うろつくうちに地元に戻ってきて、もうお尻が痛くて自転車から下りようとなった時に日陰を見つけたので、そこで2つ目の目標であるスケッチをサクッとしてかえったのでした。普段自転車ではいかない走行距離が走れたのと、普段はマスクをしていたせいか、低酸素になれたようで、坂道も鼻呼吸で息切れせず走れたのが嬉しい収穫でした。スケッチのロケーション探しの方は思うほど簡単じゃありませんでしたが、見慣れた景色をあえて描いてみるのもいいのかも。
月と火星が近付いて見えるとのことで、寝苦しい夜中にベランダに出て、色数も少ないカスタムメイドのパレットとウォーターブラシ使いで、しかしできる限り写実を心がけ、ぼんやりと輝く星と、灯りが漏れる遠くの集合住宅の印象を暗がりで手探りで描いてみました。色の整合性は再現不可能、で、濃淡のみそこそこ出せればいいとし、紙が乾かないのでディテールの追加加筆も断念。右側の明暗、彩度の調整を行った画像の方がリアルな景色に近く、こんな風に描いてみたいところでした。リアルに見える見えないの客観的判断は意見の分かれるところですが、実際の景色を見て脳裏に焼き付けながら描いていたので、この程度の描き具合であっても本人の記憶を呼び覚ますものであるならば、その人にとってのリアルとして十分じゃないか?と思ったのでした。
今月もクラスではsocial distanceを守り、会議室にて会議仕様の体裁(各自が一つの机を使用)で互いをクロッキーするという時間を持ちました。
マスクをつけているので顔の表情がよく見えない分、頭部のごろっとしたボリューム感により意識が向くため(よくやりがちな、丸を描いた中に目、鼻、口を入れれば顔だというようなある種福笑いみたいな顔を描くことがないという)利点もあります。また、互いに同時に描くので、相手がじっとしているわけではなく、一番みんなが困るのが手の表情の描写で、無駄に時間をかけて指一本一本に気を取られていると手のボリューム、相対的(顔に対してのサイズ)がおるすになりやすいので、短時間で塊としてのサイズ感を最初につかみ描き入れ、ポーズが変わったところで書き直すのではなく自分が描いたそのアタリを頼りに自然に見える仕上げに持っていくスキルも大事です。そのためにも手の観察と速描きは機会あるごとにした方がいい訓練です。
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