水彩画、パステル画教室

2023年2月 5日 (日)

クラスでお互いを描き合う、水彩直描き

水彩で直に互いを描き合うのはハードルがかなり高い要求をこなさなくてはなりません。にもかかわらず、実際にやっていただくとあら不思議、いつもよりずっと早い時間に描き上がってます。つまりは鉛筆で納得いくまで下書きしてからでないと先に進めないという精神的バリアを無理やり取り除いて、鉛筆で描いちゃだめ、としたので、とにかく薄い色から手探りでも絵の具を乗せ続けるしかないのです。すると、日頃やってきたクロッキーの捉え方がちゃんと身についていたので、どうにかできるように対応するのです。やっていれば自然とこんなもんだというスキルは身につくものですね。クロッキー10分と、前の月の講評会もやった後なのにいつもの時間より早めに出来上がり、皆さん早めの帰宅もできたのでした。

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YouTubeに先日のデモで描いた時のビデオをあげてます。

https://youtu.be/LVCZxaPa0pk

2023年1月 7日 (土)

鉛筆で下描きしないで水彩直描きで仕上げるというテーマで描く

今年早々のクラスは水彩直描きをしてもらいました。

いつも鉛筆で下描きしてからでないと水彩に進めないでいる人も、意外とやってみればできるものです。

すでにデッサン力のある人は、より作画のスピードが上がったくらいです。

自分はキッチン用品を描いてみました。仕上げには白のジェルペンを使用しています。

鉛筆の線がないスッキリとした見え方が自分は好きです。

ただ、この絵の中のザルの枠や網目、泡立器のスチールの感じを筆で描くのは少し勇気とスキルが要りますが、数をこなし

てこんな要領でやったらいいという感覚をつかんでしまえばちゃっちゃと進めることはできます。

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2022年12月17日 (土)

季節の品を描く

年末の風物詩的小物を取り揃え、直描き水彩仕上げ。

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2022年12月 6日 (火)

コーヒーをインクにして描く、意外といい色

絵画クラスで来年、無料のワークショップをすることとなり、さあ、何をしてもらおうかと考えた時、これ、やってもらおうと出てきた案がコーヒーで描く。もうインスタントコーヒーとなんならつけペンがわりに割り箸を尖らせれば画材もいらない。初めて絵を描く体験に、道具を買わなくてもあるもので楽しめるものだと知ってもらう体験の予定。

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2022年11月19日 (土)

墨運堂さんの顔彩セットを使って、試しにはがき絵を描いてみた

先日プレゼント企画であたり、墨と硯と顔彩のセットを墨運堂さまより送っていただいたので、今日クラスでのスケッチ会で、自分はハガキに試し塗りがてらスケッチに使ってみました。

まず全てのカラーを紙にのせてみてわかったのは、このセットには青色が入っていないシリーズになっているということ。(青っぽいダークトーンはあります)

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なので、先日色変換しながら描くというお題でクラスで描いたように、青っぽい色を足すことで表現したかった部分は、それに代わる濃淡と似たトーンの色を見つけて塗ってみることに。

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引き締めに、万年筆の線を足してみました。落ち葉を拾う親子も入れました。

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次に、先日から使っているどんぐりインクなら茶系なので合うのではないかと思い、最初に下描きのように入れたベースに直描きで顔彩を乗せ、加えて最後にトーンをダークにしたい部分にどんぐりインクを重ねてみました。

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つい写実スタイルになってしまうのですが、絵手紙風のサラリとそのままの色を綺麗に乗せる表現も追求していきたいと思います。

どんぐり、松ぼっくり、そしてコーヒーでも描いてみた。

先日のインク作りから、それぞれの色の濃さ、使いがっての個性が見えてきました。

インクはなかなか乾かない、乗せてもなかなか暗い色にならない。そのマイナスに見える特性が、むしろ役立って、これでもかと影付けの手数を足すことによって、普通に安易に付けられていたダークの部分が微妙に心地よくグラデーションを持ちながら暗く表現できていたりします。

それぞれの発色の違いを活かして配色すれば、濃淡の淡さの中にしっかりとした変化を出すこともできます。

ついでに足したコーヒーで作るインクは、もうその名のごとく即席で作れるので、これも楽しい。

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2022年11月13日 (日)

またどんぐり、松ぼっくりでインク作る

クラスの皆さんに拾ってきていただいた大量のどんぐり、松ぼっくりをとにかく鍋で煮出して汁気がインク状態になるまで、みんな立ちっぱなしでこの理科の実験のような、家庭科のような時間をすごしました。

できたインクで次週、何かしら描こうというお楽しみ。

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早速家で試してみたのがこちら。
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2022年11月 5日 (土)

脳トレ式、色変換しながら描く

今日は皆さんに、あるお題を出して描いてもらいました。

見た通りの色を再現しようとせず、認識した色ではない色をあえて使って、しかし明暗や、隣り合うもの同士の相対的な濃淡の感じは残して描く、というものです。

よく美大受験では石膏デッサンや、鉛筆デッサンで、モノクロの明暗をきちんと捉えるという練習はさせられるのですが、その見方をモノクロではなく、色変換してもなお、そのあるがままの濃淡を再現するんだという意識を持って描くのが狙いです。

というのも、ついカラフルなもの(みかん、かき、りんご、黄色い花)などを描くときに似た色を乗せただけで描いたような気になってしまい、物の関係性が表現できないまま、形は取れていて、色もそっくりに乗っているけどそこに置かれている存在感が出し切れていないということが起こるので、この色変換の脳トレを通じて、もっと明暗に意識を注ぐきっかけになってくれないか、と思ったのでした。

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こちらは描いた絵をあえてモノクロの変換した物です。この状態にしたときに濃淡に違和感がなければ色変換しても明暗を描けているという事になります。

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こちらが意識的に色変換して描いた状態です。葉っぱは赤。りんごは青。みかんはぴんく、柿は茶色、木の器は青系、グレーのテーブルはベージュ、とどこもかしこも色変換していますが、ほぼ濃淡に意識して描いているだけなので、ただのデッサンみたいな仕上がりに見えていると思います。

2022年10月22日 (土)

見たものそのままの色を再現しようとしないで描く

今回のお題に持っていった素材が白地に花柄のティーポット、ティーカップ、お皿です。

大抵陥りやすいNGの描き方が、形をとった後に物体の量感や陰影、奥と手前の陰影の差を表現する前に、表面についている柄に引きずられてその模様を先に描き始めてしまうケース。(これが何度注意しても起こるのです)

今回は、見た通りの色を再現しようという意識を捨てて、置かれている物体同士の存在感、位置関係、陰影による距離の差(手前と奥の違い)を描写するのにあえて別の色を使って、使える色を制限して描くというのをやってもらいました。

いつもと違うお題を出されたことで、やや混乱してしまったり、普通に当たり前に見ていたものを違う意識を持って見るという課題にやや緊張されて筆が遅くなってしまうケースもありますが、何度かやってみると、その見方が身につくと、表面的なものを追いかけるのではなく全体の存在感を意識しての(光学的にものを見る)捉え方が身につくものだと思っています。

絵画教室ではデッサンの練習や、鉛筆で描く明暗を正確に描写するトレーニングの量が足りず、こういう視点が身につかないまま同じ轍を踏んでしまうケースがあるので、たまにはアプローチを変えて、トレーニング的要素のあるお題で練習がてらに描いてもらいます。

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2022年10月17日 (月)

坂道を描く

桜ヶ丘学習センターの先をしばらく歩いたところでこの風景に出会えます。

この景色を描くのは2回目。急な坂の先がカーブし、その先はどこへ繋がるんだろうと、描いていてもワクワクできます。

坂道のパースをそれらしく捉えるのはなかなか難しいと思われがちですが、高さに対して幅の比率と、傾斜角度を片目を閉じながら鉛筆やペンの柄で冷静に測ることができれば普通の景色を描くのとさほど変わらずにできるもので、とにかく何度も描いてみること、それからどこがうまくいってないかを自分で判断できるようになることが大切です。なんか変だと気づくのに、何が変なのか見極められないと同じ轍を踏むことに陥りやすいです。

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