Hong KongのスケッチャーRob SketchermanとBen Lukが、Urban Sketchers Japan とinternationalなイベントができないか、という話をUSk Japanの仲間でアクティブに活動してくれているMomokoさんに持ちかけたのがきっかけで、話が動き出したのが昨年の12月かそこら。Momokoさんが彼女の地元の習志野でなら、文化交流に前向きにイベントをする手伝いをしてくれる黒澤さんご夫妻(Nomdecocoa)の協力でやれると思うので、引き受けた、との寝耳に水発言。え、そうなんだ、と思ったものの、以前から海外組に日本でイベントをやってほしいとの声を聞かされていたもののグループ内では話がまとまらないままズルズルと鎖国していたのもあり、ここはやる気とスキルがある彼女が引っ張ってくれるなら、みんなで協力しながらやってみようと、手探りのイベント企画が始まったのでした。
場所は習志野。集まる会場探し、スケッチのワークショップやdemoの出来そうな場所の下見に加え、Benはフードスケッチのワークショップをしたいので、みんなで入り浸って料理を作るところも見られ、食事を囲んでスケッチできる日本の料理を出す店がないかというハードルの高いリクエストをしてきた。(そんなお店があるのかの交渉もなされた後に、結局のところMichiyaという風情ある場所をお借りして、そこにてリクエストされた料理を料理人の方に来ていただきケータリング、セッティングをしてもらうというなんとも贅沢で素敵な方法に行き着いたのもmomokoさんと習志野組の皆さんの熱意ある尽力の賜物で。)
2日間のイベントにするにはプログラムをどう組んで、値段はどのくらいがいいのか?どうやって代金を回収して、チェックインはどういった方法がいいのか。ボランティアが欲しいけれど、では誰に何が頼めるのか?3月中ごろあたりまでは中国からの飛行機の運行数が制限されていて、そもそも飛行機が飛べるのか?インストラクターが到着できなかったらどうなる?万一の時の代替案は?インストラクターが習志野で泊まるホテル探しと予約に、ついでに参加者で遠方から来る人の宿泊施設の案内はすべき?毎日がそういった個々の事柄についてのチャット(HK組との英語での会話あり、USk Japanのコアメンバー間でのすり合わせあり)の連続で、(実際に一つ一つをよく解決していけたものだと)実際に動いていたのはMomokoさんでしたが、その会話には加わっていた自分はこれはイベント終わる頃には腸内ポリープができちゃうかも、と胃の痛む日々を過ごしていました。自分は海外でのUSk Symposiumは度々参加していたものの、こちらでどこまでいわゆるnormに近づけられるのか、この場所でのオリジナルな企画だと参加費も海外値段には到底引き上げられないだろうという話しあいを(内輪で)散々した後で、とっつきやすい値段設定に最終的にきめ、支払いも事前にNet払いのPertixを使おうと決め、(この管理もMomokoさんにお任せ)ハンドアウトの翻訳のラフや、リーフレットに載せる地図の作画などのラフを作ったり、動けることはするものの、全てにおいて不慣れなことだらけ。しかも当初はRobのワークショップやdemoでは自分が通訳もするか、の流れだったのでしたがそこにきてWeb Designのできる瞳さん、Gloverさんや通訳をしてくれるあきほさんがいてくれたので、どんどん見栄えのいいサイトができ、スポンサーもつき商品のPaint ONの提供をいただき、印刷物に関してもNaokoさんの助けで綺麗な印刷がなされたり、自分は一つワークショップをするのと、スケッチウォークの説明、グッズの販売などという分担となりました。Casey Toriumiさんんもdemoを担当。グッズデザインは白川さんがやってくださいました。Atsukoさんもお土産セットのgoodie bagに直接直筆でイラストを描いたり名札制作もしてくれたり。
不安は尽きず、地図を見てもよくわからないというアドバイスにはMomokoさんが行き方説明写真を掲載、イベント保険にも加入。桜が予定より早く開花し始まったので、散らないだろうか、散らないまでも雨になりそうじゃないかと気をもんだ前日までの日々。
蓋を開けたら花も咲いてる、天気も悪くない。来た人はちょっと時間に遅れたり迷ったりはあったものの、この風変わりな場所にちゃんと到着でき、何より楽しむぞの気合いが入っていて、その存在のおかげで拙い進行で始めたイベントを適度に脱力系の和やかな場に変えてくれていたのでした。
参加数も完売ではないものの、なかなかの出席があり、リラックスできる習志野の町にスケッチャーが溶け込んで過ごすことのできた2日間でした。こんな機会がなかったら、一生の中で津田沼に行くこともなかっただろうと思うのですが、(ぶっちゃけ自分の住んでいる場所も都会でも田舎でもない普通の変哲のない所ですが)その町で朝から晩まで2日間歩き回り、お店でお昼を食べ、夜は飲み会もやり、描き、を繰り返すごとに不思議な親しみを持つことができました。なんだか親戚の家を訪れたようなちょっとしたボンドが生まれた、というか。
とにかく全方面に感謝です、無事にイベントを終えることができました。
HK組のインストラクターたちはその後のオークランドのシンポジウムにてさらに同様のWSをするというので、今回のイベントはその合間のリハーサル(?)的なこぢんまりとした会でしたが、彼らはまた来たいと言っています。今後このような国際的なイベントを続けてやりながら、裏方が消耗するだけでない、ウィンウィンな関係を保って、持続できるようにやれるかは今後のグループでの仲間同士の関わり方、反省と修正、まだ学ぶところがいっぱいです。
やるよ、と言って有言実行したMomokoさんの人柄と人たらしぶり、パワーに拍手、脱帽でした。
以前、隅田のTshirt会社社長の久米さんからこんな言葉を聞いたことがありました。
何かを新しく始めるには「若者、よそ者、ばか者」がいると。あらま、今回文字通り3拍子揃ってましたね。
4月に千葉の習志野市にてUrban SKetchers Japan企画のスケッチのイベントをHong Kongのスケッチャーをインストラクターに迎え企画中。話の中で、自分も以前天草市でさせていただいたWinK, Squint and Appreciateのお題でワークショップを持つこととなり、現地へ下見に出かけました。仲間でイベントを地域のコミュニティーの方とやり取りしながらリードして企画してくれているMomokoさんの案内で会場を見て周り、自分の受け持ちとなる場所で、ちょっとの時間ですが、サムネイルと水彩の速描きを試してみました。4月になる頃には桜も咲き始め、もっと気持ちのいい気候の中で、楽しめることを祈りつつ、手順のシミュレーション。最後によった珈琲店のおしゃれで美味しいヘーゼルナッツラテに温まり、寒さとほんわかとのコントラストのある1日を思い出深く味わいました。
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